ankikumimi’s blog

気ままに日常て思いついた事を呟きます。

「糖質制限ダイエット」ちょっと待って

今巷で糖質制限ダイエットなるものが流行っているみたい。斯くいう私の周りでも、「検診で痩せなさいと言われたから、糖質制限ダイエット始めたんだ。」とLunchでおかずだけを食べてる人が増えている。効果が絶大らしく、すぐに体重が減るので楽しみにさえなっている様子。見た目で効果がすぐに現れると、モチベーションが上がりますよね。

世の中に次から次にいろいろなダイエット法が現れブームになり、そして消えていく。適度な運動と食事をするのが一番良いのは分かっているが、そこは人間、なるべく楽に楽にと考えてしまうのが性。それでも若い時は、次から次に試してみて「失敗しちゃった。」と嘆くだけで済むけど、50歳も超えてくるとすぐに新しいダイエット法に飛びつくのは危険じゃないだろうか?特に簡単に即効性があるなら尚更。考えてみれば、年齢とともに細胞単位で回復力や抵抗力が衰えて来ているのだからね、慎重にならなければね。

人間が生きていく上で必要不可欠な三大栄養素たんぱく質、脂質、炭水化物(他にも酵素とかミネラルとかあるけど)。その中の即エネルギー源になる炭水化物を抜けば、当然痩せるのはわかるが大丈夫なのだろうか?

⭐️炭水化物は即分解されて→糖質に→脳、赤血球のエネルギー源になる=生命維持に必要

⭐️糖質制限ダイエット→糖質不足→たんぱく質アミノ酸を糖に作り変えて補う→筋肉などが減る。

足りない糖質を自分の身体を構成しているたんぱく質から補うってことか。それは困る。歳とともに減る筋肉を頑張って運動して増やしてもそんなところで使われては元も子もない。若者に比べて消化吸収率がおちているから、より多くのたんぱく質を摂る必要があるのに、糖質制限で補う必要のある大量のたんぱく質を食事で補うのは無理だ。元々、糖質制限ダイエット法は糖尿病患者や大型肥満の患者さんの為に医師の指導の元行われた治療方法だそうだ。だから、自分の判断で行わず、医師の医師の指導の元行うべきなのだ。糖質制限ダイエット法はおかずに制約がないから、ついついお腹いっぱいになるまでカロリーの高い物や脂肪分の多いものを摂りすぎてしまうことも多い。そうなると、身体は成人病に向かってまっしぐらだ。

50歳を超えてもまだまだ人生は長い。即効性を求めすぎず、のんびりと、間食のお菓子や甘いものを減らして、天気の良い日に近所を散歩するくらいの運動から始めても遅くないのでは。ほんの少しの「ちょい足し」でゆんわりと健康に生きましょう。無理は禁物!移り変わりの早いこんな世の中だから、のんびり生きましょう。

私は「自分の身体は毎日の食事からできている。」をいつも忘れないように勤めている。歳を重ねて、この言葉の本当の重さを痛感している。そんなこと言っても毎日忙しい中、食事はどうしても後回しになってしまう。だからこそ、わざわざ身体の為にならない食事制限や食事方法はしたくない。ゆっくり考えて生きましょう。f:id:ankikumimi:20180706211339j:image